MessengerプラットフォームでのInstagramメッセージ

2024年7月23日に、Instagramログイン付きの新しいInstagram APIがリリースされます。顧客、フォロワー、ビジネスやInstagramアカウントに関心のあるInstagramユーザーと会話したり、コメントを管理したり、メディアを公開したりするために、Instagramプロアカウント(ビジネスアカウントまたはクリエイターアカウント)を、Facebookページにリンクする必要はなくなります。この新しいバージョンの詳しい情報は、ブログ投稿をご覧ください。

詳しくは、Instagramログイン付きInstagram APIをご覧ください

Messengerプラットフォームにより、Instagramプロアカウント用の大規模なメッセージソリューションを構築できます。

Instagramメッセージは次のアカウントで利用可能です。

  • ビジネスのInstagramプロアカウント
  • クリエイターのInstagramプロアカウント

スレッドAPIを使用して、管理しているアカウントの利用資格を確認できます。まだメッセージを利用できない場合は、エラーコード36103が返されます。

一般的な用途

  • カスタマーからInstagramプロアカウントの受信箱に送信されたメッセージを取得する
  • テキスト、メディア、ストーリーズなどを使って、カスタマーからのメッセージを受信したり返信したりする
  • あなたのInstagramで公開投稿を公開した人に非公開の返信を送信する
  • あなたのInstagram投稿にコメントを公開した人に非公開の返信を送信する

処理の概要

Messengerプラットフォームでは、あなたのビジネスやクリエイションに興味を持つ人とスレッドを持つことができます。InstagramプロアカウントにFacebookページがリンクされていれば、Messengerプラットフォームを使用してこのようなスレッドをスムーズに行うことができます。カスタマーからメッセージがInstagramに送信されると、そのメッセージは受信箱に配信され、Webhook通知がサーバーに送信されます。メッセージアプリでは、このメッセージに 24時間以内に返信しなければなりません。ヒューマンエージェントが返信するのにそれ以上の時間が必要な場合は、返信にタグを追加して、標準メッセージ時間枠の24時間を超えてメッセージを送信することもできます。

Instagramメッセージは、会話を始めるためのさまざまなスレッドエントリポイントと、メッセージアプリが返信に使用できる幅広いメッセージタイプを提供しています。

Instagramの受信箱

Instagramプロアカウントには受信箱があり、それを使って通知を制御したりメッセージを整理したりできます。デフォルトでは、通知はオフになっています。受信箱の設定で通知をオンにすることができます。受信箱は、メイン一般リクエストの各カテゴリに分類することができます。デフォルトでは、フォロワーからの新規スレッドはすべてメインフォルダーに表示されます。Instagramメッセージを実装する前から存在していたスレッドは、元々のフォルダーに入ったままになります。

該当アカウントのフォロワーではない人から受信したメッセージは、リクエストフォルダーに入れられます。リクエストを「承認する」か「承認しない」を選択できます。また、リクエストメッセージは承認するまで「既読」として表示されません。リクエストを承認すると、スレッドをメインまたは一般のフォルダーに移動できるようになります。サードパーティアプリを使って返信するメッセージリクエストは、すべて一般フォルダーに移動します。

受信箱の制限事項

  • メッセージにサードパーティアプリを使って返信すると、設定には関係なくスレッドは一般フォルダーに移動します
  • 受信箱フォルダーはサポートされていません。Messengerプラットフォームによって配信されるメッセージには、Metaアプリ受信箱フォルダーからのInstagramで表示されるフォルダー情報は含まれません
  • Webhooksの通知またはAPIで配信されるメッセージは、Instagramアプリ受信箱で既読とは見なされません。メッセージは、返信の送信後に初めて既読と見なされます。

Instagram用のビジネスログイン

2022年11月9日から、Instagram用ビジネスログインを導入します。このログインフローにより、InstagramアカウントをInstagramプロアカウントに切り替え、ビジネス用のFacebookページを作成し、そのページをログインフロー内でInstagramプロアカウントにリンクさせることができます。

要件

このガイドは、開発者がMessengerプラットフォームの概要を読み、メッセージと通知の送受信に必要なコンポーネントを実装済みであることを前提としています。

  • InstagramグラフAPI – このAPIにより、ビジネスやクリエイターはアプリを使ってInstagram上のプレゼンスを管理できます
  • 以下のアクセス許可
    • instagram_basic
    • instagram_manage_messages
    • pages_manage_metadata
    • pages_showlist
    • business_management
  • メッセージを削除するようにとのWebhooks通知を受け取ったら、メッセージを削除してください

自動化されたエクスペリエンス

次のいずれかの方法を使用して、自動化されたメッセージエクスペリエンスのエスカレーションパスを提供できます。

  • 1つのアプリ – カスタム受信箱を1つ作成して、メッセージの受信やメッセージへの返信を行えます。このカスタム受信箱では、自動化されたエクスペリエンスを提供する同じメッセージアプリを使用します
  • 複数のアプリハンドオーバープロトコルにより、スレッドを1つのアプリ/受信箱から別のアプリ/受信箱に渡せます。例えば、1つのアプリが自動化されたエクスペリエンスによってスレッドを処理し、必要な場合にそのスレッドを別のアプリに渡して、ヒューマンエージェントに会話を引き継ぐことができます。

自動化されたエクスペリエンスに関するユーザーへの通知

自動チャットエクスペリエンスは、適用される法律で求められている場合、利用者がやり取りしているのが実際には自動化サービスであることを、以下のタイミングで明らかにしなければなりません。

  • 会話またはメッセージ会話の最初
  • かなり時間が経過した後
  • ヒューマンエージェントとのやり取りから自動化エクスペリエンスにチャットが移行したとき

以下のグループに提供される自動チャットサービスでは上記の条件に特別な注意を払う必要があります。

  • カリフォルニア市場またはカリフォルニアのユーザー
  • ドイツ市場またはドイツのユーザー

開示の記載例としては、「これは[ページ名]のボットです」、「ご利用になっているのは自動サービスです」、「チャットの相手はボットです」、「これは自動チャットボットです」などが挙げられます。

法律で求められていない場合であっても、自動チャットとやり取りしているユーザーには、ベストプラクティスとしてそのことを知らせるようおすすめします。そうすれば、提供されているメッセージエクスペリエンスとのやり取りに対するユーザーの期待値を管理しやすくなります。

詳しくは、 開発者ポリシーをご覧ください。

ヒューマンエージェントのみ

カスタム受信箱を使って、ヒューマンエージェントのみとメッセージをやり取りするエスカレーションパスを提供できます。メッセージアプリで次のことを行える必要があります。

  • ユーザーが送信したメッセージを受信して、受信箱で正しくレンダリングする
  • カスタム受信箱からメッセージに返信し、相手が返信を確実に受信できるようにする

制限

  • Instagramプロアカウントでは、1つの会話につき1人の顧客とのみ会話できます。グループメッセージはサポートされていません
  • リクエストフォルダーにある、30日間アクティブになっていないスレッドは、API呼び出しで返されません
  • シェアが含まれるメッセージをカスタマーが送信した場合、Webhooks通知に含まれるのは、シェアされたメディアまたは投稿のURLだけです
  • クリエイターのためのInstagramプロアカウントがWebhooksを受信するには、InstagramスレッドAPIを使用してAPIリクエストを送信する必要があります

テストに関する制限

  • スタンダードアクセス許可を付与されているアプリは、そのアプリに対して権限を付与されたユーザーとしかやり取りできません
  • 一部の機能は、アプリにアドバンスアクセスが付与されるまで正常に機能しない可能性があります
  • アプリをテストする人は、アプリに対して権限を持ち、すべての必要なアクセス許可を付与され、Instagramプロアカウントに対して権限を持っていなければなりません。

次のステップ

参考情報